和風の庭に欠かせない添景物が灯篭とつくばい。そんなお庭の写真です。

Ｓ邸のお庭です。玄関から奥の座敷へと向かう途中にあるつくばいです。森の中にある小さな泉。そんなイメージで組みました。

自然風に組んだ石の間からカケヒを通し、水がつくばいに落ちる。一度やってみたかった仕事です。簡単なようですが、場所を選びます。地形に高低差がないとなかなか出来ません。無理やりやるとわざとらしくなるからです。
思いがかなった現場です。

自然風の植栽の中にある灯篭が、庭を引き締めています。
苔むした山石もなかなか素敵です。

たくさんのお客様が目にする坪庭なので、気合が入りました。シンプルだけど、味わいのある坪庭になったと思います。
光悦寺垣の使い方は自慢できると思います。


★画像をクリックすると和風の庭門がご覧になれます。

Ａ邸の玄関前の坪庭です。
写真ではわかりませんが、カッパの寝そべっている姿が彫ってある、このつくばいが気に入り使うことにしました。ただ、このつくばいに合う灯篭が意外と難しく、あれこれ悩んだ末に、思い切って観修寺灯篭にしました。専門の方なら分かると思いますが、この灯篭はこういう使い方はしないとおもいます。据えてみると思ったとおりピッタリでした。
いかがでしょうか？　自画自賛です。